運動不足のアラフォー女性にクチトンネルはきつかった!「カオダイ教&クチトンネル1日ツアー」で体験したもの・食べたもの
2017/03/07
観光は「歩く」有酸素運動の絶好の機会。
ベトナムのホーチミンへ滞在している間、土日はホーチミン市内を観光したり、TNKトラベルジャパン(旅ぷら)の現地ツアーに申し込み、
- メコンデルタ&永長寺日帰りツアー(日本語ガイド・昼食付)
- カオダイ教&クチトンネル1日ツアー(日本語ガイド)
に参加してホーチミン市外も観光してきました。
それぞれ、ベトナム南部を楽しめるとても面白いツアーでしたが、今回は筋力のないアラフォー女性が「カオダイ教&クチトンネル1日ツアー」に参加したら、大変だった話をツアーの流れに沿って紹介します。
カオダイ教&クチトンネル1日ツアー
複数の信仰と哲学が混ざり合ったベトナムの新興宗教「カオダイ教」の総本山での礼拝風景を見学。
そのあと、ベトナム戦争時、ベトコンが地下に張り巡らせた「クチトンネル」で罠の再現や当時の食事やトンネル歩き、ライフル射撃を体験するツアー。
- ツアー会社:TNKトラベルジャパン(旅ぷら)
- 料金:462,000VND(現金払いの場合。カードでUS$支払いの場合は手数料が必要)
- 所要時間:8:00〜19:00
- ガイド:日本語ガイド(ガイドさんはベトナム人)
- 昼食:なし(ミネラルウォーター1本つき・食事はレストランで別途料金が必要)
- 移動:バス
- 集合場所:旅ぷらデタムオフィス(指定ホテル宿泊の場合お迎えあり)
- その他料金:クチトンネル入場料(110,000VND)が別途必要。ライフル射撃を希望する場合、別途料金が必要
ガイドさんは日本語ができるベトナム人ですが、旅ぷらデタムオフィスには日本人スタッフが常駐しています。
出発!バスは英語ガイド組と乗り合いでした
旅ぷらデタムオフィスで点呼し、バスに乗り込み、ガイドさんのお話を聴きながらホーチミンを出発です。
今回のツアーは、「日本語ガイド」ツアーと「英語ガイド」ツアーが一緒のバスで乗り合っていきました。
レストラン・カオダイ教総本山・クチトンネルでは別行動です。
日本人<欧米人という比率だったせいか、バスの中では日本語ガイドさんよりも英語ガイドさんの方がマイクを片手にいっぱい喋っていました。
ガイドさんは真面目ないい人で、クチトンネルではベトナム戦争について詳しく教えてもらえました。
途中、民芸品工場でトイレ休憩&見学が入ります。(上記写真)
バス移動の消費カロリーは?
30歳〜39歳女性で体重50kgの場合、
バス移動時の消費カロリーは、1時間で98kcalです。
同じ条件で、散歩は1時間121kcal、机上事務(デスクワーク)が1時間79kcal。
散歩よりは運動量は少ないけど、デスクワークをしているよりはカロリー消費は多いですね。
ランチは各自好きなものを頼むスタイル(頼まなくても良い)
ランチは「カオダイ教」の総本山近くのレストランで。
とても優雅な雰囲気で素敵です。
英語ガイドツアー組は、人数が多いからか、バス内で注文を済ませていました。
日本語ガイドツアー組は、現地で注文。
英語とベトナム語併記のメニューで、頼んでも頼まなくても良い感じ。
私は「フーティウ」を頼むことに。
「フーティウ」はフォーよりも細くてツルツルした麺。
インゲンがとてもおいしかったです。
※ 食事代は各自頼んだものを払います。注文しなくても可。おにぎりを朝買っていく方もいるそうです
カオダイ教総本山を見学
儒教、道教、仏教、キリスト教、イスラム教などの教えを土台に作られたベトナムの新興宗教「カオダイ教」。
ベトナムはほぼ仏教徒なんですが、数%の割合でカオダイ教信者がいるそうです。
その総本山は観光スポットになっており、礼拝も見学できます。
見学者は建物正面から見て左側から入り、左側から出ます。
右側へ行こうとすると止められてしまいます。
信者の方も男性が建物右側、女性が建物左側と決められているとのこと。
靴と帽子を脱いで中へ入ると、まさに様々な宗教・哲学が合わさっていることを示すような絵画。
礼拝時間。
前の方に座っているお坊さんの服の色はそれぞれ仏教・儒教などで分かれています。
一般の信者は白です。
2階では、信者の方々が演奏・合唱・お祈りをしています。
とても熱心に礼拝をしていて、なんだか物珍しさで観光に来たのが申し訳ない気持ちに。
(信者さんの写真は撮っても良いけど自撮りはダメですって)
「クチトンネル」は日本語のパンフレットやビデオ映像がある
さて、カオダイ教総本山からクチへ移動です。田舎道をただひたすらバスに揺られます。
やってきました、クチトンネル。入場料をガイドさんに渡して、チケットとパンフレットを受け取ります。
パンフレットは日本語版があります。
「トンネル」というだけあって、入場ゲートは一回地下に潜ります。
ベトナム戦争やベトコンを知りたいなら、是非見ておきたいスポットの一つですね。
実際に戦場となった場所に当時のトンネルや塹壕が残っています。
まずは、日本語吹き替え版の資料映像を観ます。(英語ガイドツアーの方々はバス内で英語吹き替え版を視聴済み)
観終わったらいよいよ、クチのジャングルへ。
ジャングルの隠れ穴はアラフォーの私にはきつかった
隠れ穴がジャングルの落ち葉の下に隠れています。
この穴に入ることができるのですが、これが大変!
入る時は、足さえ滑らさなければ問題ありません。
中は狭く真っ暗で動くスペースはありません。
大変なのは出る時です。
私、穴から出る時に肩や背中を傷めてしまいました。
中に足をかける場所がないので、腕力のみで自分を持ち上げなくてはなりません。
これが筋力のない私には一苦労。
歩行には問題ないので見学は続けますが、本当に痛かったです(;_;)
まだ近くに地雷が埋まっています
この森は、戦後植樹されました。
クチの森は枯葉剤で全滅したとのこと。
木々はとっても大きく育っていますが、まだ枯葉剤の影響で障害を持って生まれる子が今もいます。
そして地雷は全国にまだ埋まっています。
クチトンネルの近くにも地雷が残っているらしく、進路から外れないように、と言われながら進みます。
トンネル入口跡。
トンネル入口から続く塹壕の跡。
地下から続く通気口。
地下で煮炊きもしていたので、煙がここから排出されていたそうです。
本当に地下に穴を掘り、地下で生活をしていたのです。
罠や地下での生活風景を再現していました
様々な仕掛けや罠を見学したり、
地下で不発弾を解体して武器を作っている展示を見たり、(この空間は地下を再現しているのでとても暗いです)
服を縫っている様子を再現してくれたり、
タイヤからサンダルを作っている展示を見たり、
当時の生活の苦労と底力をうかがい知ることができる展示物がたくさんです。
射撃体験
射撃はしたい人だけお金を払って撃ちます。
(ライフルやマシンガンなど種類によって値段が変わります)
撮影のみでも入場できるので、ついて行って撮影してきました。
撃つ人はもちろん、撃たない人もイヤーマフ(耳当て)つけてくださいね。
すごい音ですから!
ライスペーパーは一枚一枚手作り!
生春巻きなどで使うライスペーパーですが、今も一枚一枚手作りなんですって。
ちょっとビックリしました。
(戦争とあんまり関係ない情報ですが、なんか実演していましたので)
メインイベント「トンネル歩き」は汗だく&腰痛必死!
クチトンネルにはトンネルが残っています。
「潜って歩いてみないと来た意味がない!」とばかりに張り切って潜ってみましたが……
狭い!
暗い!!
暑い!!!!
距離的には短い(60mくらい)のですが、腰は痛くなるし、汗だくになるし、で途中リタイアする方もいました。(途中に脱出口がありますのでご安心ください)
このトンネルが地下の各部屋に繋がっていて、それが200km以上もあったっていうんだからびっくりです。
トンネル出口では記念写真も撮ってもらえますよ。
当時の食事を食べる
トンネルから出たら手足を洗う場所があります。
冷たい水で手足を洗いすっきりしたら、戦争当時にクチの人々が食べていたお芋(タピオカの原料)と笹茶をいただきます。
ほのかな甘みとホクホクした食感がとても美味しかったのですが、こればかりとなるとキツイですね。
ピーナッツと塩などを混ぜたものをつけていただきます。(当時はなかったのかも)
笹茶を飲みながらしばし休憩し、クチの凄さをひしひしと思い返します。
これでクチツアーは終わり。
バスに乗って、ホーチミン市のTNKトラベルジャパン(旅ぷら)デタムオフィスで解散です。
クチトンネルはベトナム戦争・ベトナムを知りたい方にオススメ。だけど「体験」は体力と筋力と相談して!
クチトンネルはベトナム戦争に興味のある方・ベトナムをもっと知りたい方にはオススメの観光スポットです。
地上は枯れ葉剤で枯れてしまい、地下3層まで掘って生活し、200kmものトンネルを掘ったベトナム人たち。
ベトコンの凄さを知ることのできる施設です。
戦争証跡博物館と合わせて訪れることをオススメします。
しかし、体力に不安のある方はご注意を
「隠れ穴」から出てくるには両腕の筋力が必要です。
一般的な成人なら大丈夫ですが、私のような筋力不足の方は引き上げを手伝ってもらったほうがいいかもしれません。
本当に大変だったんですから!!!
「トンネル」も体を小さくかがめながら動くから腰痛持ちの方はきついと思いますので、くれぐれも無理はしないでくださいね。
ダイエット目線ではレジャーはエクササイズです!
この日の総歩数は9800歩。7000歩〜8000歩はツアー中に歩きました。
クチはとても暑かったので汗ダクですし筋力も使います。
食べる量もメコンデルタツアーに比べ少なかったため、体重は翌日微減、体脂肪率も微減。
クチでは全身の筋肉をフルに使いました。
ツアーに含まれる飲食
- 笹茶とお芋(クチトンネル)
- 水(ツアー開始時にペットボトルで配られます)
ツアー料金以外に必要な費用
- 昼食代
- クチトンネル入場料(110,000VND)
- ライフル射撃(それぞれの弾・銃によって料金が異なります)
このツアーに参加する際、持って行った方がいいもの
- ティッシュペーパー(トイレにペーパーがない場合もあります)
- 多少のベトナムドン(昼食以外の飲食費・お土産を買うなら必要)
- 靴はスニーカーでもビーチサンダルでもOK
- 汚れても良い服(クチは泥がつきます)
- 酔い止め(酔う方は)
- 雨具(念のため)
カオダイ教の見学は興味がなければ見に行かなくても良いかと思います。
クチトンネルの半日ツアーや、ホーチミン市内観光(戦争証跡博物館見学あり)+クチトンネル1日ツアーなどもあるので、そちらの方がオススメかもしれません。
参加したツアーの概要
複数の信仰と哲学が混ざり合ったベトナムの新興宗教「カオダイ教」の総本山での礼拝風景を見学。
そのあと、ベトナム戦争時、地下にベトコンの作戦本部があった「クチトンネル」で罠の再現や当時の食事やトンネル歩き、ライフル射撃を体験するツアー。
- ツアー会社:TNKトラベルジャパン(旅ぷら)
- 料金:462,000VND(現金払いの場合。カードでUS$支払いの場合は手数料が必要)
- 所要時間:8:00〜19:00
- ガイド:日本語ガイド(ガイドさんはベトナム人)
- 昼食:なし(ミネラルウォーター1本つき・食事はレストランで別途料金が必要)
- 移動:バス
- 集合場所:旅ぷらデタムオフィス(指定ホテル宿泊の場合お迎えあり)
- その他料金:クチトンネル入場料(110,000VND)が別途必要。ライフル射撃を希望する場合、別途料金が必要
日本で予約して現地で参加するなら「VELTRA」
私は現地の旅ぷらデタムオフィスで予約しましたが、日本で予約しておくと予定が組みやすいですね。
「VELTRA」で「TNKトラベルジャパン(旅ぷら)」のツアーを申し込むことができるので、下記公式サイトで「クチトンネルツアー」を探してみてくださいね。もしかするとキャンペーン中で安くなっているかもしれません。